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こないだの教場で、書いた作品。
鼎 鼎の形。立耳(口縁に耳がついている)三足のものが多い。 諸葛孔明の三国鼎立に使う字だね。 いいのが書けたじゃない。 って褒められました。 自分でも、満足。 線にメリハリがあって、スピード感もあり、 紙いっぱいにどっしりした金属製の器の風合いも出てる風だし、 自然に出たタッシュ(しぶきみたいなの)も、いい感じ。 ただし、ここに至るまでに、 この日は、何個も何個も鼎を書きました。 最初は臨書してたら、右の字が入ってて、難しいな~と難渋してたら、先生が、 「難しいですか?じゃあその下の鼎だけ書いてみようか?」と。 ポイントは、味気ないとこ。 確かに元のお手本は概ね左右対称になっているのだが、 青銅器に鋳込まれたものを拓本してあるために、もそっと味がある。 線が単調だから一層、ぺろんとした風体になるのか? 先輩にも、 ・一本調子でなく、強い線の中に あやふやな線を入れることで、色気が出る。 ・スピードとメリハリが大事。それによって生命感あふれる線が出る。 などなど、沢山のアドバイスを頂く。 (すいません、あまりにいっぺんに沢山教わり、 文書に落とせるほど、消化しきれてませんです・・・) で、書いてみたのが、これ。 右と左は、強弱のニュアンスを左右反転させてみたもの。 多少、変化は出てきたが、色気には程遠い・・・・ 先生も看かねたのか、 「臨書のお手本のことは忘れて、でっかく、自由に書いてご覧なさいな」 といわれて、書くと今度は、 またまた線が同じ調子に太くて、のた~としてしまう。 じゃあ、もっとデカイ紙にどーんと書いてみよう。 創作だから、形だけ頭に入れたら、本当に自由でいいんだよ。 と、おっしゃるので、思いっきりぶつけてみた。 ・・・・で出来たのが最初の「鼎」 なんだか、書き終わった時に狐につままれたような感じがした。 何が違うのだろう? 自覚できたのは、手本に囚われすぎなかったので、運筆にスピードが出たことぐらい。 あとは、正直よくわからなかった。 それと、造形についても、 一画一画、先輩が 「次は、細くスーッと、斜めに」とか、 「次は、対象的にドンと入れる」とか、示唆をいただいてのこの仕上がりです。 (これを書きながら自分で出来るようになるために いいもの見て、臨書もたくさんして、創作も沢山練習するんだな。きっと。) だから、自分力20%くらいかな? でも、書き終わった時の爽快感ときたら、最高だったので、 今は、これを満喫。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 「亀甲会」主宰 加藤光峰氏とは 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
by micasa2
| 2009-05-19 14:32
| 亀甲会(古代文字)
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