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さきの『牛』を書いた後は、
金文のテキストの同じページに載っている、 「旅」という字にトライです。 旅 テキストの注釈は、とてつもない文字が含まれていて、 フォントがないので略 前回の「牛」より、象形文字って感じ。 意味は、 旗を人が持っている形。 この旗の形が、のちのち<方>になったと聞けば、なるほどって思いますね。 (「旗」の文字に、<方>がついていることも同じ成り立ち) この旗のさきっぽについている飾りがなんとも難しい・・・・ 僕が描くと、何度やっても”おでん”になっちゃう。 試しにと、兄弟子が書かれたのですが、同じ形なのに、 ”おでん”じゃないのよね~。 流石です。 ・・・・・・・・・・・・・・・ この旗というのは、 葬式の行列の先頭の幟のようなものかも、という説明もいただきました。 たしかに現代でも日本の田舎の方や、インドネシアでお葬式の行列に旗指物はありますね。 で、ふと思うに、 「旅」というとわれわれの今の感覚ではレジャーの意味が強く意識されますが、 この字はひょっとするとそんなに楽しい意味ではないのかも? 数千年前、まだ食べて生きていくのに精一杯だった人たちに、 ”ちょっと旅行行ってくるね”なんて、お気楽な気持ちはなかったのではないか。 確かに日本でも、ほんの300年も遡れば、生まれた土地から出ないで一生を終えるなんてコトは 当たり前だったし。 いや?まてよ。 この字の書かれた紀元前1000年くらいって、文字は庶民のものではなかったはず、 とすると、支配階級に関わる人が書いたとすると・・・戦争⇒出陣って意味があったりもしたりするかも・・・ ならば、旗を支えている人たちは、もっと重い感じの緊迫感が要るのでは・・・? とかとか こんな風に、漢字ひとつから、 いろいろと時空を越えた想像できるのも楽しいところです。 ※注 本当はちゃんと字の成り立ちや意味を文献で研究してから書くみたいです。 それゆえ上記の考察は、新米弟子の妄想にすぎません。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 「亀甲会」主宰 加藤光峰氏とは 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
by micasa2
| 2009-02-08 14:07
| 亀甲会(古代文字)
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