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この週末、家族の秋の行楽って感じで、
長瀞に2泊の小旅行に行ってきました。 宿は「長生館」をチョイス。 秩父鉄道が開通した大正4年(1915)創業の老舗旅館だ。 以前の仕事柄、名前はよく聞いていたが、改めてHPで調べると、 真面目で奇を衒わないセンスのよさそうな宿だったので決めた。 予想通り、センスはいい。 中途半端に古い旅館にありがちな、 虫が湧いてそうな、耳のもげた熊のはく製とか、 くぼみに永年のホコリがたまった妙な、そのくせサイズだけはでかい木彫りとか… そんなものはなく、しっかりと一定のセンスでチョイスされたと思しき、 美術品がそれとなく飾ってある。 食堂には川合玉堂が、 廊下には草間彌生が。 女将さんのチョイスなのかな? で、一番の発見が、これ。 「魚摠本店」 中村不折 (四尺紙ヨコ2枚くらい) ロビーの一番目立つフロントの真ん前に飾ってあり、 チェックインの時に見た瞬間、この字は、不折? と思い寄ってみると確かに不折って書いてある。 古顔そうな仲居さんに尋ねると、 先々代が、不折さんと親しくされてて、 先々代のお名前、摠次郎からきた魚摠というのが屋号だったとのこと。 なるほど、お友達に看板を書いてあげたのね。 不折さんの独特の味わいの字が、素敵です。 思わぬところで、いいもん見させてもらいました。 2年前なら、書を見て誰の作とか気が付くどころか、 たぶん素通りしてたな。 そんな自分も ちょっとうれしい、芸術の秋。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 「亀甲会」主宰 加藤光峰氏とは 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
by micasa2
| 2010-09-26 10:49
| 亀甲会(古代文字)
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