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先にはじめて書いてみて、完膚なきまでに打ちのめされた隷書。
このまま、ただ見てひたすらに臨書してても埒があかない感じがしたので、 二玄社の「書道技法講座(12)礼器碑」をのぞき見。 一文字ごとの運筆と、ポイントになる技法が書かれていて とりあえず“頭”では理解したつもりになる。 ま、理屈好きな理系頭の私には、この手の理屈を知った方がやる気は起きる。 それよりも、この本が興味深かったのは、 ・横画が、字の上にある場合 ・横画が、字の下にある場合 ・横画が、字の中にある場合 とかに文字が形状ごとに分類してあり、 小学校の時にやったドリルみたいな構成になっているところ。 (この後も延々、縦画、右はらい、左はらい、転折、点・・・とつづく) (普通、書道の教習書ってのはこういうものなのかもしれないが、何も知らないので新鮮!) こりゃ自分に向いてるやり方だってなもんで、さっそく取り掛かかってみる。 ただし、かねがね先生から教わっていた臨書の心得 「臨書といえども、必ず書いた人間のスタイルが投入されたものになる」 という話を思い出し、 ならば、この教本をそのまま手本にしちゃダメだ、あくまでテクニカルの参考どまりにしよう。 と考え、 技法を頭に入れたうえで、お手本はあくまで拓本を利用することにした。 でもって、同じ字をひたすら書く。 こんな、基礎練習みたいなのを先生に見て頂いていいのかしらん?と思いつつも、 教場に持ち込み、見ていただいたところ、 このメインの横画、最後の波磔(はたく)が見せ場なもんだから、 君はどうしても、待ちきれず早々と筆に力が入ってしまってる。 (とクレッシェンド記号(<)みたいなのを書きながら) こんな感じで単調になってしまうんだな。 元の字を見てご覧、ギリギリまで粘って、というより下手すると波磔の直前が一番細いかもしれないぞ。 なるほど、確かに原本はそうだ。 一見、見せ場と思しき場所の直前に、ポイントがあるのか! ここの緊張感があるからこそ、最後のはらいが生きるっつーことね。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 「亀甲会」主宰 加藤光峰氏とは 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
by micasa2
| 2011-02-04 00:06
| 亀甲会(古代文字)
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