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去年の今頃、白川静博士生誕100年記念のフォーラムに参加するため、
福井入りした際に、現地で大変お世話になった友人に、 約束してた作品がようやくできた。 ・・・1年近くかかってしまった。 「川地日」 写真は表具屋さんで、額を決めて、マットの色を決めているところ。 事前には緑系をイメージしていたのだが、いざ、見本を置いてみると悩む… 福井といえば、越前和紙。 この時にも、紙漉きの里「越前市今立地区」を案内してもらった。 (ここには、知る人ぞ知る紙祖神をまつる大瀧神社がある。 この神社、ガイドブック等には、「紙と神」とかちょっとお茶目な紹介がされてたりもしますが、 すごい雰囲気があり、足を踏み込んだ途端、あ、パワースポットだと肌でわかります) なので、せっかくだから、 越前和紙に書きましょうか? なんて、安易に言ってしまったもんだから大変。 ほどなくして、後日、彼がわざわざ買いに行ってくれた和紙が送られてきた。 確かに、高級そうな手漉きの和紙。 いざ、試しに書いてみると、 繊維の密度が高いせいか、ほとんど墨を吸ってくれない。 さらに表面に何らかの加工がしてあるらしく、 (パリッとさせるため、蠟的なものか、糊的なものでコーティングしてある感じ) 表面の摩擦係数が小く、筆が滑る感じがして難しい。 さらに乾くと、墨色が浅くのっぺりとなり、印刷のように見えてしまう。 これは、難物!こまった。 教場で相談すると、これに書いて欲しいと頼まれるケースで こういった紙に出会うことはままあるらしく、 まあ、なんとかするしかないとのこと。 デッサンを見直してみたり、 あえて少し“ひねた”筆で書いてみたり、 墨の濃さを変えてみたり、 あえて裏と思しき面に書いてみたり… こんな感じで、 いろいろ試行錯誤すること自体が、とても勉強になりました。 作品の文字解説などは、 10日後くらいに額装が上ってきてからにいたしましょう。
by micasa2
| 2011-06-23 02:45
| 亀甲会(古代文字)
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