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先週の大崎小品展も終わり、
1月の上野に始まり、息つく暇もなく作品創りに追われてた感もあり、 ゆっくりと臨書をする時間もなかったのだが、 本日の教場は、じっくりと臨書など、お勉強に取り組む時間に。 昨年末に、書道博物館に行った際に、ブツを見て、 いくつか気になったうちのひとつ、 「鄭羲下碑」 鄭道昭(北魏 AD511年) を持ち込み、教場でいきなりのトライ。 そもそも、これは時代から見ても、 以前から取り組んでいた龍門二十品の少し後に位置するもので、 第一印象から、龍門二十品あたりに比べて、すこし楷書に近く、全体的に柔らかいまろみが、 あるなとという印象であった。 そのため、書いてみたくなり、法帖を買い求めておいたものである。 まだ、初見なので、仕上がりには目をつむってください。 書いている途中で、これも造像記と同様に、 そもそも丸筆で書くので、再現性には限界があり、そこに拘泥するより、 スピードを出して、雰囲気を出すことに注力した方がいいと気づく。 先生からも同様の指摘を受けるとともに、 この字は、造像記のゴツゴツした彫の線に加えて、 微妙に怪しげな曲線が加わっている。 それが味でもある。 一般的にお習字では、筆を回転させてはダメと言われますが、 これを書くには、筆の回転を使わないとダメなんだな。 技術をA級、B級、C級とおくとしたら、 これはB級プラスくらいの技が要りますよ。 とアドバイスを頂く。 上の写真の、奥左側の最後の文字「事」の脇に一本引いてある縦画が、 「こ~んな感じなんだな」と先生が書いてくださった、事の真ん中の縦画。 確かに、 興の横画とか、給の全体の雰囲気とか、単にまるいというだけでなく、捻じれてる・・・ 一応、表面的にはまねようとしているのだが、 全然ですな。 この捻じれの味わいを、 どう解釈して臨書するかが、テーマだな。 よし、しばらくこれに取り組んでみよう。 このほかにも、加藤先生のお師匠であられる桑原翠邦先生の いろんなタイプの作品を皆で、お手本にして書いてみたり、 久しぶりに、頭が気持ちよく疲れた教場でした。 先生、ありがとうございました。 アフターのビールが最高に旨かったです! 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 加藤光峰主宰 「龜甲會」とは 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
by micasa2
| 2012-07-06 23:22
| 亀甲会(古代文字)
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